
もう、40年近くひいきチームのヤクルトスワローズが下馬評を覆して日本一になりました。
私の周りのたくさんの人から「おめでとうございます」と一ファンだけなのに声を掛けられ、うれしく思ってます。
胴上げの時こんなに多くの選手がうれし泣き(若き主砲の村上選手は初めてうれし泣きしたと言ってました)した優勝は過去になかったのではと思います。
でも私が一番印象に残った場面は、日本シリーズ進出を決めたファイナルステージの表彰式。大活躍してMVP(
most valuable player)確実と思われた塩見選手。高津監督の横に立ち、仲間からは表彰場所のある前に押されたり、手を上げさられたりといじられていたところで、MVPは20歳の奥川投手と発表!!その瞬間、当人の塩見選手、村上選手、山田選手、青木選手、高津監督までその場で吉本新喜劇のようにずっこけ、若手からベテランそして指揮官も同じようなリアクションをしていいチームだなぁと思いました。でももっと嬉しかった(おこがましいですが、感心した)のはその後で、端にいた奥川投手(一番若いから端っこ)が表彰され端に戻ろうとした際、受賞を逃した塩見選手は奥川投手の腕を取り高津監督と塩見選手の間、つまり真ん中に奥川投手を入れてあげました。後輩に取られた悔しさよりも、その後輩を称える。塩見選手のこの粋な行動に塩見選手の人間性のすばらしさを感じました。
今回の優勝は、同じ目標にむかって、選手、首脳陣個人個人がしっかりした目標を持ち、活躍したら皆で喜び、ミスしたら皆で励ましたり話し合ったり、各自の人間性からの組織力も優勝の一つの要因かなぁと勝手に解釈しております。
笑顔がたくさんあって結果を残す。そんな仕事、組織は究極だと思います。